これまでの「英語」のビジネス経験を活かして、次のステップへ。

前職では、花の輸入業を約7年間していました。どんな仕事かというと、ケニア、ペルー、エクアドル等各国からお花を輸入して、日本に卸すこと。直接各国の農家さんを相手に交渉することもあれば、輸入相手国の乙仲業者を通して、航空会社と航空貨物スペースの調整依頼をすることも。時差のある中での仕事なので、当時は、突然休日の午前2時頃に飛行機が飛ばないというキャンセルの連絡がくることもよくありましたね。

私がトライオンに飛び込んだ理由は、イングリッシュ・コンサルタントという職種の役割が明解だったことと、今までの自分の経験が活かせる仕事だと思えたから。中でも、これまで仕事をするために使ってきた「英語」の経験を還元して誰かをサポートできると思えたことが、一番の動機かもしれないですね。

ただ、今までの仕事は、自分が取り仕切って進めていく内容がメイン。そのため、誰かのサポーター役の経験がなく、全く別の役割になることに対する不安感はありましたね。でも今では、イングリッシュ・コンサルタントの仕事は自分にとてもしっくりしていて。自分の今までの経験が、しっかりと還元できている実感がありますね。なので、当時の不安は全く残っていません。

一人ひとりがベターを追求した環境。

私にとって、「研修」をきっちり受けたのは、トライオンが初めてでした。 今までは、最初からOJTで、自分の行動や判断が全て取引に直結するのでドキドキしながら慣れていく感じだったんですが、トライオンでは研修担当の人や相談に乗ってくれる人もいて、今までとは違うなと思いました。

研修期間中にインプットする内容は、最初のうちは情報として覚えるのに必死だったのですが、徐々に自分の中で理解へと変わっていって。私が今、自信を持ってお客様にご案内する時の土台になっていると感じますね。ただ、研修中は覚えることも多く、それを書き出してみたり、声にだしてみたり…研修当時はなかなか模索しました(笑)。この期間はある意味、改めて自分と向き合う期間でしたね。

あと、入社して印象的だったこととして、「今あるプログラムが最終形態というわけではない、どんどん改良していきたい、一人ひとりがベターを追求してほしい」というメッセージ。この話を聞いた当時は、あぁそうなんだって思うだけだったんですが、実際にお客様と接してみると、その時その時で気づきがあったりするんですよね。現場に出て、やっとその言葉の意味が実感できるというか。今だから、その一言を早い時期に聞けていて良かったと思いますね。与えられたカタチにこだわらず、お客様一人ひとりに合った行動を自ら考えて動けるベースになっていると思います。

本社での研修を一通り終えると、いよいよ現場でのOJTが始まるのですが、現場では「わからないことがあったらすぐきいてください!!」っていう雰囲気があって、非常に安心したのを覚えていますね。何度も同じことをきいたりしたら面倒かなとか、心配したり萎縮することなくリラックスして進めることができたのは大きかったです。改めて職場の雰囲気って大事だなって思いました。

目標は人の「心」に寄り添えるコンサルタント。

受講生は、お医者さんや、薬品関連の方、弁護士の方、輸入業の方、不動産業の方と様々な職種の方がいますね。皆さん、一人ひとり違ったレベル、目標なので、個人に合わせた教材研究、予習も欠かせないことの一つです。実は、自分も電車の中で口パクでシャドーングしています(笑)。というのも、自分が実際にやってできるようになって初めてできるアドバイスってあるんですよ。そういった意味では、同じ視点に立って、一緒に成長していく感じかもしれないですね。

自分が20年前、英会話を始めたばかりのころ。必要ないことを覚えてみたり、たくさん遠回りをしていたなと思っていて。でも、そんな私の失敗談や苦労話を通して、モチベーションを取り戻してくださった受講生の方がいるんですよね。英語を自分が身につける過程では、泥臭いことも多くあったのですが、今はその経験があってよかったって思えるようになりました。当時の私にTORAIZを教えてあげたいくらいです(笑)。

そういった意味では、前職の経験も、還元できていると感じています。 忙しさを理解できるから、あえて「頑張って」という言葉は使わないように決めています。なぜなら、すでに仕事の限界を超えている時に、ただ「頑張って」と言われると、苦しくなってしまうんです。これ以上どうしたらいいんだって。私は前職が時差をまたいだ仕事で忙しくて、てんてこ舞いだった時も多かったのですが、今はそういう境遇の人達をサポートする立場になったので、あの忙しさを経験していてよかったと思いますね。

私は英語の存在はとても大きいと思っています。前職で発展途上国にも行く機会が多くあったのですが、そこでは日本の当たり前が、当たり前ではないんですよね。英語を通じて得た経験はお金では変えられないもの。だから私の受講生には、英語を身につけて視野を広げたり、自分のやりたい目標を叶えるステップにしたりしてほしいと、陰ながら思っています。改めて思うのですが、心から、誰かを応援できる仕事が選べて良かったです。

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